PAA、広告・宣伝の適正な運用について他団体と連携強化へ

PAAが第9回社員総会および第4回PAA広告大賞表彰式、記念セミナーを開催

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)は12月8日、東京都千代田区のソラシティカンファレンスセンターにおいて、第9回社員総会および第4回PAA広告大賞表彰式、記念セミナーを開催した。

総会では、岡本克彦理事長が欠席したため、大島克俊理事が第9期の活動報告と第10期の活動方針を説明。広告・宣伝の適正化に向けて他団体との連携をさらに強化していく考えを示した。また、「ぱちんこ広告認証制度(仮)」ついても触れ、取材証明書システムの改修や、ホール4団体が発出した広告宣伝ガイドラインの理解を深めた人材育成のための認証制度事業など、各プロジェクトを推進していくとした。

記念セミナーでは、タイミー執行役員・社長室の石橋孝宜室長が「スポットワークがもたらす働き方の変化について」、ホール関係4団体広告宣伝検討会の佐藤公治委員が「推しパチの日・推しスロの日による新規ファン獲得構想」を演題に講演。続いて、「ぱちんこ産業広告動態調査2025年版(速報)」が発表され、PAA参与で東洋大学非常勤講師の柳井猛晶氏とシーズの人首雄介氏が、ホール広告の現状と課題を解説した。

また、第4回PAA広告大賞の表彰式が行われ、応募総数102作品から選ばれたムービー部門・グラフィック部門などの優秀作品を表彰。グランプリは中田舞香氏の「あまやどり」が受賞した。

懇親会では、警察庁生活安全局保安課の小坂田潤課長補佐が、保坂啓介保安課長のメッセージを代読。広告宣伝ガイドラインの適正運用や、のめり込み対策の強化を求めるとともに、今後オンラインカジノ対策や大阪IR開業に向けた動きから、依存症対策がさらに注目を集めると指摘。「業界団体と警察が一体となって、健全化とコンプライアンスの徹底に取り組む必要がある」と述べた。

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