先日、あるパチンコ店で事件が発生しました。もしかしたら、皆さんもご存じかもしれません。
その店舗では某パチンコ機に搭載されている大型筐体フィギュアがユーザーによって壊されてしまったのです。詳しい状況まではわかりませんが、そのユーザーは同機種に座ってフィギュアをガチャガチャと動かして、その後退店。その機種のフィギュアを確認すると、電動で動くことができずに稼動を停止することになってしまいました。
お店によれば、その筐体役物の交換には数週間稼動を停止しなければならず、その1台だけ停止しても全体の売り上げは変わってしまいます。もちろん役物を交換するために数万円掛かるそうです。
大当りや連チャンせずに腹いせで無理やり動かしたら壊れてしまったのか、理由や目的はわかりません。しかし、お店の「商品」を壊してしまったことは事実ですのでそのユーザーに対して賠償請求する必要があります。今回の場合に限らず、遊技機の筐体や周辺機器に飲み物を流し込んだり、もしくは破損させたりして事件化することは意外と多いです。
その稼動を止めたユーザー、いや犯罪者を捕まえるためにどうすれば良いのでしょうか?
過去の経験上の話ですが、意外と犯罪者は忘れた頃にまた来店することが多いものです。しかもそういった犯罪者が、そのパチンコ店に常連として入店している場合もあります。顔や服装、また打っている機種の属性に変化が無いものですので、上手く確保できる場合はあります。
そのような特徴を各従業員が、アナログ的に覚えていて捕まえることができるのならばそれはそれでいいのです。しかし、忙しい場合や人員が不足している場合はどうすれば良いのでしょうか? 予算をかけても良いというのならば、「AI機能」を搭載した防犯カメラを導入して、AIに犯行時の映像から犯罪者を記憶させ、後日来店した時にアラート機能が発動するようにすれば撃退することができるかも知れません。
遊技機や周辺機器の破損、財布や賞品の窃盗などすべての犯罪には、毅然とした応対をして撃退しなければなりません。お店を守るだけではなく、同時に従業員も守らなければならないのです。
(文:ヨッツマングローブ)