加熱式タバコプレイエリア導入のパチンコホールは24年4月末で30%を突破

加熱式たばこプレイエリアポスター

本記事では全国のパチンコホールにおける「加熱式タバコプレイエリア(以下、加熱式エリア)」の設置状況についてまとめている。データは主に弊社の「たばこの吸えるパチンコ店検索サイト『パチモク』」より抜粋した。

加熱式タバコプレイエリア設置状況表

加熱式エリアの導入店舗数は2025年4月末時点で1,937軒まで増加し、全国店舗における導入比率は30.8%となった。

増加数は2022年以降1年あたり200軒強で推移しており、意外にもピークアウトを迎えず徐々にシェアを伸ばし続けている。メリット・デメリットの理解が進んだことも大きいが、設置業者のキャパシティの限界によって需要を刈り取りきれていない可能性は高い。

都道府県別では7都県で導入率50%を超えており、最多の東京都は68.1%まで伸長して直近1年の増加数もトップだった。2位以降は関東近郊へ集中しているが導入初期の状況から特段変化は出ていない。ちなみに兵庫県は県条例の影響から加熱式エリアの設置がゼロのままとなっている。

また直近1年間における加熱式エリア関連の改装件数推移では本年4月は40件超と昨年同月期を大幅に上回るペースで増加している。ただ調査期間内のピークは昨年12月期の計52件で、繁忙期と閑散期で上下するものの増加ペース自体に大きな変化は見られない。なお集計した推移にはグランドオープン時から加熱式エリアを設置している店舗が含まれておらず、新規店舗の大半が加熱式エリアを導入していることから繁忙期における実際の増加数はさらに多い。

加熱式エリアの設置状況は地域差が大きいものの、一旦導入してから再度完全禁煙店舗に戻す例は非常にわずかとなっていることから禁煙エリアよりも加熱式エリアの面積が上回る店舗は年々増えている。禁煙化を喜ぶ声もあった一方で大多数が求めるのはやはりタバコが吸える店舗なのだろうか。

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