最高の爽快感かただの荒波台か?高継続LT機の明暗が分かれたパチンコ新台導入後評価ランキング【新台AIレビュー】

今回は11月4日に導入されたパチンコ新台の「導入後評価」を、総合点におけるランキング形式で紹介します。対象機種は下記のとおりで、「e ノーゲーム・ノーライフ」は導入が多くなりそうな「199ver.」が対象、ほか追加スペックの機種については、本スペックとゲーム性が変わり映えせず導入前にどのような機種になるか想像が容易な機種については除外しています。

■対象機種
「e ノーゲーム・ノーライフ 199Ver.」(高尾)
「e花の慶次~黄金の一撃」(ニューギン)
「eルパン三世VSキャッツ・アイ」(平和)
「eフィーバーもののがたり」(SANKYO)
「e源外伝 -EPISODE OF -大龍-」(三洋物産)
「P GOGO富士山」(A-gon)
「e 仮面ライダー電王 デカヘソ 239」(京楽産業.)
「P いくさの子 戦極最強ドデカ199ver.」(銀座)

1位(↑)「e源外伝 -EPISODE OF -大龍-」(三洋物産)

総合78点(78)
演出75点(85)・スペック80点(72)・出玉性能70点(80)・ゲーム性70点(75)・ファン満足度65点(70)

■ポジティブ意見

・LTの期待出玉が最高水準で爆発力が高い
・LTの連チャン速度と演出のテンポが非常に優れておりトップクラスの爽快感
・高画質CGと迫力ある映像表現の革新性が評価
・「極悪非道予告」(約90%)などの主要チャンス演出の信頼度が高い
・RAB(リアルアキバボーイズ)とのプロモーションなど、若年層をターゲットにしたデジタルマーケティング戦略が成功し新規層の獲得に繋がった?

■ネガティブ意見

・通常時が単調
・主要予告の信頼度が高すぎるため、それ以外の演出に期待できない
・RUSH突入難易度が高い
・若年層ターゲットへのシフトにより、旧『源さん』シリーズの代名詞であった伝統的な魅力が失われている

▼編集部コメント
初当りを引いてもRUSHに入れない「高い壁」がユーザーの最大の不満となっている。若年層をターゲットにしたマーケティング戦略で、新規層の獲得に繋がっているという分析もあるが、逆に従来のコンテンツファンからの評価はやや低め。LT性能は高いが典型的な波荒台であり、新台期間が過ぎた後まで稼働は続くのか。斬新なゲーム性である「BREAKING BATTLE」が魅力の一つと思われるが、そこに対するポジティブ意見が少ないのはやや気になるところ。しかし総合点では導入前から評価を落とさず見事1位となった。

2位(↑)「e花の慶次~黄金の一撃」(ニューギン)

総合72点(72)
演出75点(75)・スペック68点(68)・出玉性能78点(90)・ゲーム性60点(65)・ファン満足度72点(55)

■ポジティブ意見

・RUSH突入後の爆発力と爽快感が圧倒的
・演出映像美、新デバイスの迫力、および高信頼度演出の明確さが高評価
・歴代シリーズのBGMやキャラクターボイスが継承されており、慶次ファンは満足感が得られる

■ネガティブ意見

・通常時のゲーム性が単調で退屈(強い演出待ちの作業)
・RUSH突入率が厳しく初当り後のハードルが高い
・RUSH非突入時のダメージが大きい
・ファンが求める慶次シリーズらしさが薄い

▼編集部コメント
一撃の爆発力に関しては市場の期待を大きく上回っているものの、通常時のゲーム性には課題があると評価されている。特に低信頼度演出の頻発によるストレスが、総合評価を抑制する最大の要因となっているようだ。歴代シリーズのBGMやボイスなど、カスタム面では慶次ファンとして一定の満足感を感じている人が多いものの、ゲーム性等に関してはやや荒すぎると、否定的な意見も多い。だが、総合点は72点と高めであり、シリーズ復権の可能性もあり!?

3位(↑)「P GOGO富士山」(A-gon)

総合68点(68)
演出35点(75)・スペック68点(85)・出玉性能75点(70)・ゲーム性85点(90)・ファン満足度60点(20)

■ポジティブ意見

・役物・技術介入の奥深さがファン層を熱狂させ、パチンコ本来の楽しさがあると評価
・過剰な煽りがなく抽選結果を物理的な動きで伝える意図的なシンプルさが高評価
・大勝ちが報告多数あり、意外とハイリスク・ハイリターン?

■ネガティブ意見

・シンプルすぎて退屈、チープで新規層は拒否
・液晶、音響、役物の動きが大手メーカー機と比較して総じてチープ
・ホールの調整で「遊べない」との批判多数
・設置が少なく認知度と話題共に少ない

▼編集部コメント
役物のシンプルさや演出面は羽根モノファンから評価されているものの、ともすればチープすぎるその役物や液晶は新規層に全く刺さっていないようだ。とはいえ、もともと羽根モノで遊技層もある程度限られているだけに、コアなファンからの評価が高く訴求できていればいいか。とにかくチープと言われすぎているその役物や液晶は一度見てみたいのだが、導入が少なすぎて設置店を探すのが難しい。

4位(↓)「eフィーバーもののがたり」(SANKYO)

総合68点(82)
演出78点(85)・スペック60点(90)・出玉性能75点(80)・ゲーム性63点(83)・ファン満足度72点(78)

■ポジティブ意見

・LT性能が高く、短時間で大量出玉を獲得できる爆発力がある
・図柄揃い確率が約1/149なので気軽に打ちやすい
・理論上のLT突入率が高い(約1/588)
・アツい演出の信頼度が高く重要な場面でのストレスが少ない
・戦闘シーンなどは原作ファンからも評価が高い

■ネガティブ意見

・初当り後のRUSH突入率が約25.5%と低く、初当りを引いても失望に繋がる事が多い
・初当りの軽さに反し、実質的なRUSH突入の難しく遊べない(大負け報告多数)
・RUSH非突入が高いため、通常の遊技が単調でストレスフルになりやすい

▼編集部コメント
初当りの軽さで打ちやすさを感じる人が多いものの、RUSHに繋がる割合は低く、RUSH非突入が相当なストレスに繋がるという声も。RUSHも大当り一回の出玉は多いが、継続率は約73%と低めであり即落ちリスクもつきまとう。実際に苦労して入れたRUSHが即落ちしてもう二度と打たないという声もいくつか見られ、大当り一回に特化した仕様も評価がやや分かれている。導入前は初当りの軽さで評価が高かったが、導入後は現実を見せられたのか評価を落としている。

5位(↓)「e ノーゲーム・ノーライフ 199Ver.」(高尾)

総合55点(79)
演出40点(78)・スペック75点(85)・出玉性能80点(94)・ゲーム性35点(60)・ファン満足度50点(45)

■ポジティブ意見

・LTは継続率約88%、大当り出玉オール約1500個と魅力が大きい
・大当り確率1/199.8で初当りの敷居は低い
・演出面はファン層から評価が高め

■ネガティブ意見

・RUSH中のゲームテンポが致命的に遅い(もっさりしている)ため、高継続の爽快感が失われている
・初当りからLT突入の実質確率が約28%(二段階突破が必要)
・リーチ演出が少なく、激アツ演出の信頼度が低くストレス

▼編集部コメント
初当りの軽さとLT性能が魅力だが、LTまでは二段階突破が必要で想像以上にLTへ突入させられない、ハードルが高いという声が多い。演出も人気アニメの初パチンコ化ということでファンからの期待は高く評価もそれなりだが、リーチ演出の少なさやRUSH中のテンポの遅さ等、細かい部分での不評もみられる。導入前より順位も落とす結果となり、高尾渾身の一作はこのまま埋もれてしまうのか…。個人的には打ち込むほど面白さが増す台だと思っているのだが。

6位(↓)「eルパン三世VSキャッツ・アイ」(平和)

総合44点(81)
演出35点(65)・スペック68点(90)・出玉性能75点(92)・ゲーム性40点(85)・ファン満足度65点(60)

■ポジティブ意見

・ルパン三世とキャッツ・アイのクロスオーバーが「上手い」「良く出来ている」と評価
・出玉性能とRUSHのスピード感が評価
・初当りとトータルLT突入率が高め
・出玉のまとまり感がある

■ネガティブ意見

・RUSH中の継続率やゲーム性が期待ほどではないと感じる
・演出バランスに関する不満が散見
・「ストーリーが短く雑」「キャッツの扱いが雑すぎる」とコラボの描かれ方への不満意見が一部みられる
・通常時が長く退屈に感じることがある
・RUSH中にリスタート(出玉無し)がある

▼編集部コメント
ポジティブな意見は、「コラボレーションの楽しさ」「RUSHに入った際の出玉性能やスピード感」に集中しており、ネガティブな意見は「一部のユーザーが期待するほどの演出バランスになっていない」点に集中している。LT突入率の高さは魅力だが、そのぶん期待ほどの出玉が得られないことも多いようで、最近の一撃性能を求めがちなユーザーにはあまり刺さらなかったか。

7位(→)「e 仮面ライダー電王 デカヘソ 239」(京楽産業.)

総合35点(65)
演出45点(65)・スペック40点(60)・出玉性能55点(70)・ゲーム性30点(75)・ファン満足度15点(55)

■ポジティブ意見

・LT到達後の出玉速度と獲得期待値が魅力
・ライトミドルで当りやすいという声
・デカヘソで遊技効率が高い

■ネガティブ意見

・初当り時の出玉が少ない
・下位RUSHがST16回、継続率約60%とすぐ終わる
・下位RUSHからLTまでのハードルも高く感じる
・デカヘソながら通常時の遊技効率が悪いという声がある
・下位RUSHはあるが、出玉はLT依存
・前作ファンからの評価が低い

▼編集部コメント
デカヘソ×ライトミドルで、遊びやすさは一定の評価がされている。しかし、RUSHに突入(約55%)しても下位RUSHの性能が低く(約60%継続、大当りの約50%でLT)、LT突入までのハードルが高いと感じ、ストレスを感じている人が多い。下位RUSHはあくまでLTまでの入口であり、仕様としては突破型に近い。総じてLTに入れなければ勝てないという評価で、LT突入も厳しいと感じる人が多いため、総合評価は低くなった。

8位(→)「P いくさの子 戦極最強ドデカ199ver.」(銀座)

総合22点(61)
演出45点(55)・スペック10点(60)・出玉性能30点(75)・ゲーム性25点(50)・ファン満足度35点(68)

■ポジティブ意見

・「出陣フラッシュ」(先バレ)が面白い
・原作ファンは演出を楽しめている
・デカヘソで初当りも軽め

■ネガティブ意見

・RUSH突入の壁が高すぎる
・せっかくRUSHに突入しても下ブレすると出玉が少ない
・RUSH突入率や出玉の期待値が見合っていない
・前作が好きだったユーザーから、ゲーム性を変えてほしくなかったという意見

▼編集部コメント
現状、ポジティブな意見は非常に少なく、出玉性能に関しての肯定的意見すらほとんどない。ネガティブな意見は、主にそのスペック(大当り確率やRUSH突入・継続率など)に対する懸念や不満に集中し、特にRUSH突入のハードルが高い点への不満が目立ち、もっと甘く作ってもよかったのではないかという声も多い。RUSH突入率約1/2000は導入前から懸念されていたものであり、今回の導入後評価もある意味想定通りといえるか。

※「AIレビュー」とは、その機種におけるネット上の評価・コメントを拾い集めて点数化したもの。ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い=ユーザーの評判が良い」「点数が低い=ユーザーの評判が悪い」と思ってください。「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。

新台情報・AI評価

©隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/コアミックス 1990 版権許諾証H03-05A
©モンキー・パンチ 北条司/ルパン三世VSキャッツ・アイ製作委員会
©SANYO BUSSAN CO.,LTD.
©A-gon All Rights Reserved.
©石森プロ・東映 ©kYORAKU
©原哲夫・北原星望/コアミックス 2010 版権許諾証K03-97T ©Sammy
eフィーバーもののがたり コピーライト
「e ノーゲーム・ノーライフ」コピーライト表記

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