パチンコ・スロット台の上部に必ず設置されているデータランプ。かつては顧客が台データを確認するための主要なデバイスとして、大きな役割を担っていた。
しかし、スマートフォン(以下、スマホ)の普及により、公式アプリやデータサイトからも情報を確認できるようになり、来店前からデータを把握することも可能になった。どれだけアプリ等が使われているかは別として、随分と便利になったといえる。
では、現在データランプの役割はどうなっているのか。スマホで得られる情報は即時性に欠ける場合が多い。そのためリアルタイムで確認するには、どうしてもデータランプに頼らざるを得ない。そうした点では、スマホの普及にかかわらず今でも欠かせない設備といえる。
あとは「賑やかさを演出するためのツール」だろう。液晶化や大型化が進んだ現在では、台の頭上に存在感のある装置が設置され、新台入替の告知や機種情報なども表示できるものが増えている。これは7セグ製品ではできないことである。これは従来の7セグ製品ではできなかったことであり、ホール全体の煌びやかさを高める役割を果たしている。仮に全ての情報をリアルタイムでスマホから見られるようになったとしても、頭上に何もなければ寂しく感じてしまいそうだ。
正直個人的には限られた情報しか見ないので、そこまで大きさや機能アップをしなくても良いと思っている。物事は1周回って原点回帰することもよくある。程よい大きさでちょっと派手め、必要な情報がシンプルに見やすい ―― その他の詳細情報はスマホアプリにお任せ。そんな程度のものでも良いのではないか。