エンターテイメントによる「地域振興」と「多様な顧客層の開拓」の両立を目指すマルハン【寄稿コラム】

「脳汁横丁(のうじるよこちょう)」

7月4日~7月6日までの3日間、ベルサール秋葉原で開催された「脳汁横丁」は約1万人を動員

脳汁。パチンコの大当りを期待したり的中した時に得られる強い達成感や興奮を感じた時に、脳内で神経伝達物質が分泌されたような感覚をいう。

この「脳汁」に目を付け、パチンコホール以外に「大人が夢中になれる場所」「自分の“好き”を肯定できる体験」を社会へ提起したマルハン。秋葉原では約1万人を動員した体験型フードフェス「脳汁横丁(のうじるよこちょう)」を開催した。

脳汁横丁は「脳を刺激する」をテーマに据えた異次元空間。会場の中心には巨大な脳みそバルーン「脳汁やぐら」が鎮座し、提灯やネオン、プロジェクションマッピングが融合した幻想的な世界を演出。屋台では「脳汁グルメ」やカラフルなドリンクが提供され、味覚・視覚・嗅覚のみならず、ビジュアルや音響による体験が出来る。他にも謎解きゲームやライブパフォーマンスなど、多彩なコンテンツが来場者の没入感と一体感を生み出していたものだ。

7月に沖縄で創業した巨大リゾート施設「ジャングリア沖縄」への出資も行うことで、マルハンはエンターテイメントによる地域振興や産業振興と多様な顧客層の開拓を両立させ、若者に「脳汁」を体験させることに成功しつつある。この体験からパチンコをしてもらうまでの道筋を付けられるのか、注目したい。

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