今回は7月22日より導入されたパチンコ新台2機種の「導入後評価」を紹介します。
対象2機種とも人気のコンテンツということもありユーザーの期待感も高そうですが、はたして結果は？
■対象機種
「e マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」（京楽）
「デカスタe花の慶次〜傾奇一転」（ニューギン）
※「AIレビュー」とは、その機種におけるネット上の評価・コメントを拾い集めて点数化したもの。ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い＝ユーザーの評判が良い」「点数が低い＝ユーザーの評判が悪い」と思ってください。「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。
「e マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」(京楽)
総合62点
演出70点・スペック45点・出玉性能65点・ゲーム性58点・ファン満足度50点
導入前の期待感は極めて高かったが、導入後の市場評価はわずか2日目にして「通路になっている」との報告が散見されるなど、高稼働を期待された大型版権機としてはやや期待外れと言える。
大当り確率約1/399という重い初当り、さらに50％のRUSH突入率という二重の壁を苦痛と感じるユーザーが多く、LT「コネクトRUSH」と革新的な「1G連」システムがもたらす興奮も、平均的なユーザーにとってはあまりにも遠い目標とみなされている。45点という最低点を記録しているとおり、特にスペック面での不満が目立つ。
「RUSH突入で1G連保証」や、「1G連」を獲得できた時の気持ち良さは評価されているものの、やはりそこに至るまでのプロセスが過酷でユーザーの許容範囲を超えているという評価が支配的だ。
結論として、一部の強運と潤沢な資金を持つ「選ばれし者」のための機種であり、幅広いユーザー層に支持される設計にはなっていないという評価に落ち着いている。コンテンツファン層からは「もっと打ちやすい台にすべきだった」と、初心者やライトユーザーにとって敷居が高いスペックについて特に不満を感じている。
「デカスタe花の慶次〜傾奇一転」(ニューギン)
総合58点
演出60点・スペック45点・出玉性能55点・ゲーム性48点・ファン満足度30点
ポジティブな意見は、LTの爆発力、演出の新しさ（特にキセル先バレ）、デカスタによる効率的な遊技体験が中心。シリーズファンからは、伝統的な演出の継承と新デザインへの好意的な反応も多い。
ネガティブな意見は、スペックの厳しさ（初当り確率やRUSH突入率）と実際の挙動の乖離（確率以下にしか連チャンが続かない）が最大の不満点。
前作『e花の慶次～傾奇一転』と比較して、LTの継続率が約87％から約84％へと低下しており、この変更がユーザーから明確な「スペックダウン」と見なされ、「下位互換」との厳しい批判を招く主要因ともなっている。デカスタで快適性の向上というメリットが、シリーズの核である出玉性能への期待感を損なう結果となり、多くのファンを失望させている。
右打ち中の単調さなど、演出面もプレイヤーの満足度を下げる要因となっており、前作の不評やメーカーへの不信感が、新機種になっても変わっていないと評価されている。
出玉性能や演出は一部で評価されているが、総じてヒットは難しそうだ。
総評
両機種ともに点数自体はそこまで低くないが、ネガティブな意見が目立ち、長期的な稼働貢献は難しいのでは？ という評価になっている。「マギレコ」の1G連システムは斬新で面白く、まだ評価も定まりきってはいないと思われるので、今後まだ評価が揺れる可能性はありそうだ。
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