縮小傾向に移行するパチンコ業界、いかに既存の取引先を大事にするか【我市場的瑣末主義】

パチンコホールイメージ

パチンコ店専業の建築設計会社役員と話す。新規で一から店を作る案件はほぼない、と言った。改装が中心。それでも看板を付け替えるだけのような仕事はあるので動きがないわけではない、と。

既存の取引ホールの仕事がほとんどで新規の仕事の依頼はあまりない。取引先ホールがある程度大手ならそれなりに仕事の依頼は途切れない。次々新店を出す時代ではないので、いかに既存の取引先を大事にするか、と。

別の設計事務所の社長と話すと、実はあそこの社長はかつての同僚ですよ、と言った。業界が元気だった頃、意匠を凝らした店が次々でき建築設計会社華やかなりし時代があった。

その頃名をはせた設計会社の多くが勢いを失い、所属する一級建築士がお客を掴んだまま分離独立していった経緯を訊く。「それにしてもあの頃はとんでもなく儲かって毎晩飲み歩いた」と。

設計事務所も代が変わり、次の世代に交代しつつある。子息が後継する会社もあるが、業界の仕事は先細りなので他産業の仕事に切り替えて新しい役員構成のもと事業継続を図りたいという会社も。

閉店する店を他業種に紹介する不動産業務が今は売上の半分以上と言う社長も。成長から縮小傾向に移行しつつある業界図で起きていること。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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