最近、15年ぶりくらいに米ドラマの「プリズン・ブレイク」を見ています。
面白すぎて、当時は新作が出るたびにDVDをレンタルしていましたが、久しぶりに見ると全く覚えていない。誰が死んだとか大事な場面の記憶はあるけれど、細かい内容は9割くらい覚えていないので、思いのほか新鮮に見返せている。
今回、実践で取り上げる新台「L 絶対衝激~PLATONIC HEART~」も、初代は「プリズン・ブレイク」と同じ2009年に導入されました。
当時それなりに打っていた記憶はあるけれど、たしかA+ARTだったかな…と、記憶は曖昧。打ち始めて液晶演出をある程度見ていると、「あぁ確かにこんな感じだったな」と懐かしさを感じはじめた。雰囲気は確かに5号機当時。
演出は5号機当時を踏襲しているからか、イマイチ演出によるアツさ等は分からなくて、なんでも期待できそうな気もするし期待できない気もする。最近の台は演出が派手な台が多いので、そういうのに慣れている人からすればやや物足りなさは感じそう。レバーで気持ち良くなる瞬間が少ないというか。
その代わりと言っては何だが、シレっとリーチ目なんかも出ちゃうのが良いところ。これはこれで好きなバランスだという人はいると思うし、自分も嫌いじゃない。
加えて、全ボーナス後に必ずCZに突入するというゲーム性もかなり好み。とにかくボーナスさえ引ければ何かを起こせそうな期待感がある。
CZもとにかく小役を入賞させればATが近づくゲーム性で、AT獲得後も小役を入賞させるたびATストックできるのは、自力感とイケイケ感があり面白い。
正直、嫌いじゃない。
それだけに、ATの純増が0.3枚と低すぎるのが残念過ぎる。ATだけで100枚増やすとなると10セット以上必要で、2・3セット消化したくらいじゃ減っていることもあるくらい。
出玉を増やすにはほぼBIG(PLATONIC BONUS)しかなく、ボーナス確率は軽めだが設定の高低でそこそこの差があるので、低設定は3万円も投資すればほぼ回収不可能なんじゃないかと思うくらいの絶望感がある。REGでも100枚程度取れればもう少し変わった気もするのだが。
そんなわけで、個人的な評価としては「遊べるが勝てない台」。流行ることはないでしょう。
最初は遊べて悪くないと感じるが、いかんせん勝てる気はしないことに徐々に気づくので、リピート遊技に繋がりづらい。打つ理由は遊べるからで、決して勝てる、大勝ちできるかもしれないからじゃないという台は、結局あまり勝ち負けにこだわらず遊びたいだけという狭い層だけしか残らないでしょう。
ゲームフロー自体はかなり好きなんですけどね。
AT純増がもう少しまともなら、それなりに動く余地もあったんじゃないかと考えると、個人的には惜しい台。嫌いではない。
導入後の「AIレビュー」記事も更新していますので、ぜひこちらもご覧ください。
減るATに批判の声多数、新台「L 絶対衝激~PLATONIC HEART~」の導入後ユーザー評価【新台AIレビュー】