ようやく遊技機にイヤホン機能が…【パチンコは生活の句読点!】

パチンコイメージ

このほど三洋物産が発表したパチンコ新台「Pスーパー海物語IN沖縄6」において、筐体下部にイヤホンを挿入できるジャックが搭載されています。これは遊技機の中では初めてのことかもしれません。

遊技機のサウンドといえば、特にパチンコ筐体ではかつてそこまでのクオリティを求めることは無く、平成初期ぐらいまでは上皿付近に設置されたスピーカーから流れる音は十分に機能していました。実はこの時にも、一部のメーカーは筐体上部にスピーカーを配置していましたが、それが主流になることはありませんでした。

そんな中、SANKYOからその常識を覆すような新筐体「ナスカ枠」が登場しました。今までのパチンコ枠とは一線を画す配色、そして丸形のガラス枠、そして筐体上部に設けられたスピーカーといった画期的なデザインで注目を集めました。その枠では「フィーバーウォーズ」と「フィーバーネプチューン」の2機種が同時発表となり、導入したホールではその2機種を向かい合わせに設置させ、ユーザーの関心を呼び、連日高稼動でした。

ナスカ枠の登場以降、他のメーカーもこれに追随し、筐体上部にスピーカーを配置する構成が一般化していきます。西陣の「アルファ枠」もその一例です。

しかしスピーカーは上部に配置されていても、その音量を操作できるようになったのはもっと後のことです。正確にどの筐体から音量調整が可能になったのかは把握していませんが、その音量がきっかけでユーザー同士、あるいはユーザーと店舗側の間でトラブルに発展するケースも目立つようになりました。現在でも一部のパチンコ店では、その音量を小さくするように啓発する販促物を掲示し、場合によっては従業員さんから音量の大きなお客様に小さくするお願いする場面も見られます。

このトラブルを解決するために、ユーザーからイヤホンで楽しめるようにしてほしいという意見が出た時期がありました。また、遊技団体が主催するイベントではイヤホンを挿すタイプではなく、Bluetoothで遊技を楽しむことも試験的に行われています。トラブルを回避するためにはやむを得ないことかもしれません。

今回登場したイヤホンジャックを備えた筐体は、そうした背景を踏まえた一つの進化と言えるでしょう。ただ、イヤホンジャックならではの懸念点もあります。接触不良となった時にどのようにメンテナンスをすればよいのかと考えてしまいます。個人的には、その昔に持ち運びできるポータブルカセット機をイヤホンで聴いていた時、やはりイヤホンの接触不良で何回も買い替えた覚えがありました。そういったケースは想定されるとろこであり、対策は考えられているとは思いますが、今後の動向が少し気になるところです。

(文:ヨッツマングローブ)

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