【グランドオープンレポート】駐車場は一杯なのに空き台が多数残る、「マルハン」の史上最大パチンコ店は満席には程遠かった

『マルハン南宮崎店』外観写真

『マルハン南宮崎店』

宮崎県宮崎市にて新たなパチンコホール『マルハン南宮崎店』が2024年8日8日にグランドオープンを果たしている。言わずと知れた業界最大手「マルハン」グループにおける新築出店案件だ。

なお、新築出店するのは昨年4月の『マルハン新加古川店』以来となっていたこともあり、今夏の大注目ホールであったことは間違いない。更に設置台数はパチンコ機880台・パチスロ機675台で、総設置台数は1,555台にも上っている。これはマルハンの史上最大店舗であり、否が応でも期待が高まるところ。

そんな注目ホールが店舗を構える宮崎市南部の商圏内では、『モナコパレス1000宮崎駅前店』『Super D'station39大淀店』『EVO37宮崎』のグランドオープンが相次ぐなど文字通りのパチンコ激戦区となっている。

編集部では8月12日(月・祝日)に現地を視察してきた。11時頃に『マルハン南宮崎店』へと到着すると駐車場は既にほぼ満車状態。停める場所が無く、空くのを待っている車も複数確認されたものだ。なお、臨時駐車場のようなものもあったが(昼前には何も案内がなく)私には停めていいのかよく分からなかった。

ようやく入店すると、店内は非常に広く圧巻である。パチンコは白を基調としている天井や壁にもこだわり、全体として明るくシャープなイメージの空間だと感じられた。またパチスロ側は黒・赤を基調とし曲線を多く入れた配置になっている。照明も落としてあり、クラブに立ち入ったかのようだ。

アップテンポのダンスミュージックが大音量で鳴り響いており、且つパチスロではキュイン音が響く。思わず首が動くほどの高揚感はまさにクラブのようだが、その反面筐体の音が聞こえにくいのは致し方ないか。

いずれにしても店内設備は非常に素晴らしかった。それでも視察時の稼働状況は満席には程遠い。お盆商戦の前半となる三連休だったことを踏まえるとだいぶ物足りなく感じたのが率直な印象である。

最大の問題点は、やはり駐車台数の少なさだろう。1,500台以上の遊技台に対して駐車台数は1,000台ほどに留まっている。駐車場は一杯なのに、店内には空き台が多数残る、そんな状況となっているのが何とももどかしかった。

この辺りは今までの「マルハン」にはあまり見られなかった戦略であり、個人的には非常に興味深い。結果的に、視察時における集客数では『マルハン南宮崎店』が一番多かったものの、稼働率では競合店と大きな開きはなかった。

なお、大型ホールがひしめき合う超激戦区の中で、『Super D'station39大淀店』が8月10日(土)に大改装オープンを果たしたばかりだ。

『Super D'station39大淀店』外観写真

『Super D'station39大淀店』

こちらは一カ月半ほどの店休を挟んで総設置台数を300台増台させた。これにより総設置台数は1,339台まで増えて、地域最大の『マルハン南宮崎店』とも遜色ないレベルとなっている。

大手チェーンの意地がぶつかり合う集客競争はこれからが本番だ。同エリアからしばらく目が離せない日々が続くことだろう。

店舗情報

マルハン南宮崎店
宮崎県宮崎市京塚1-5-1
https://www.p-world.co.jp/miyazaki/maruhan-minami.htm

店舗地図

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