6月に初設置となるボーナストリガー(BT)機。メーカーの期待に比べホール側は6.5号機のような期待感は無いようだ。理由は何点かあるが、特にスペックとしてBTならではの特徴が少ない。Aタイプなので純増12枚であることは特徴といえるが、AT機の設計の自由度の前には厳しい。
次に設定や遊技機の状態を考えながら遊ぶAT機とは違い、設定看破のみとなるため若者が朝から遊ぶかが不明。そのため多くのホールでは主力機並みの導入とはいかず様子見といったところなのだろう。
一方ATは朝からの稼働は高いが夜は厳しい。昔であればサラリーマンが少し立ち寄っていたであろう20時以降の稼働が悪いのだ。BT機は純増が多く連チャンが早いため、仕事帰りのサラリーマン層がサクッと遊ぶにはちょうどいい。
閉店30分前からのジャグラータイムも楽しいが、BT機の連チャンを体感したら癖になる層も多いはず。駅前立地にもかかわらず夜のパチスロ稼働が上がらない店舗であれば試してみたい。
また中小メーカーにも利点がある。コンテンツや演出など総合力が問われるAT機は大手に分があるが、BT機はスペックで競える。安価でホールも買いやすければ機種選択の幅も広がる。