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パチンコ・パチスロ機器メーカーのSANKYOは11月6日、2026年3月期第2四半期(2025年4月1日~9月30日)の連結決算を発表した。売上高は1004億900万円(前年同期比プラス10.7%)、営業利益は390億3800万円(同プラス7.6%)、経常利益は399億4900万円(同プラス8.7%)、中間純利益は287億7300万円(同プラス9.7%)と、引き続き増収増益基調を維持した。
パチンコ機関連事業は、売上高748億5300万円(前年同期比プラス97.1%)、営業利益353億1100万円(同プラス122.9%)と大きく伸長し、販売台数も16万286台(同プラス91.6%)に増加。「eフィーバー炎炎ノ消防隊2」(2万7000台販売)、「eブルーロック」(3万1500台販売)など人気アニメ作品との新規タイアップ機や、「LT3.0プラス」搭載機を投入したことが販売拡大に寄与した。下期は、新規4タイトルおよび複数のリユース機の投入を予定しており、「計画通り販売できれば、販売台数計画の達成は十分に見込める」として、4期連続となるトップシェアの獲得を狙う構えだ。
一方、パチスロ機関連事業は「ボーナストリガー」機を含む新規2タイトルを販売したほか、長期稼働中の2タイトルを増産対応したものの、売上高173億3400万円(同マイナス55.8%減)、営業利益67億4000万円(同マイナス71.0%)、販売台数4万912台(同マイナス49.3%)と大幅減収。下期には5タイトルの投入を予定しているが、型式試験の適合率が依然として低水準で推移しており、販売スケジュールへの影響を懸念している。
なお、2026年3月期通期業績予想は据え置きとしており、売上高1850億円、営業利益630億円、経常利益640億円、当期純利益440億円を見込む。
