
円谷フィールズホールディングスは10月31日、2026年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高が959億5300万円(前年同期比プラス109.7%)、営業利益が135億9500万円(同プラス233.9%)、経常利益が139億400万円(同プラス160.8%)、中間純利益が95億5200万円(同プラス238.3%)となり、大幅な増益を達成した。
主力のアミューズメント機器事業セグメントは、売上高878億2500万円(同プラス136.1%)、営業利益146億7300万円(同プラス369.9%)。「LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~」「L ダーリン・イン・ザ・フランキス」など有力IPを搭載した複数機種の販売が好調に推移したことに加え、前期に販売した機種の増産ニーズに対応した結果、累計の遊技機販売台数はパチンコ機が3機種6万9569台(同プラス231.9%)、パチスロ機が6機種9万233台(同プラス226.0%)となり、同社の販売シェアが約20.7%に拡大した。
コンテンツ&デジタル事業セグメントでは、中国市場において主力商品のライセンス収入が減少したことに加え、国内においても前年同期に計上された「グリッドマン」関連収入の反動減を主因に前年同期比で減少。一方、国内物販(MD)および映像・イベントの収益は増加したものの、売上高75億3800万円(同マイナス5.7%)、営業利益7億4900万円(同マイナス64.6%)となった。
また、アミューズメント機器事業の好調な業績の進捗に加え、第3四半期に向けて、エヴァンゲリオンシリーズ最新作「e 新世紀エヴァンゲリオン ~はじまりの記憶~」などの販売が順調に進捗していることを踏まえ、2026年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表。修正後の業績予想は、売上高1700億円(前回発表予想比プラス200億円)、営業利益180億円(同プラス20億円)、経常利益183億円(同プラス22億円)、純利益128億円(同プラス16億円)とした。
