10月新台、早くも「地獄」「失敗作」の烙印… 導入後評価で判明した真実とは！？【新台AIレビュー】

今回は10月6日より導入が始まったパチスロ新台の「導入後評価」を、総合点によるランキング形式で紹介したいと思います。

■対象機種
「スマスロ バベル」（ユニバーサルブロス）
「L主役は銭形5」（オリンピア）
「スマスロ 新鬼武者3」（レオスター）

1位（↑）「L主役は銭形5」（オリンピア）

総合58点（68）
演出70点（80）・スペック65点（90）・出玉性能45点（95）・ゲーム性50点（75）・ファン満足度60点（30）

■ポジティブ意見
・純増7.0枚の高速消化と上位ATの爆発力で出玉増加スピードが早い
・押し順消化の簡易さ
・ST中のアイテムが獲得しやすい
・コンテンツファン層からキャラクターデザインやストーリーのクオリティが一定評価
■ネガティブ意見
・投資とリターンのバランスが最悪。大金を使っても全く見返りがないリスクが非常に高い
・AT中やチャンスゾーン中にレア役などを引けないと何も起こせずすぐ終わってしまう
・規定ゲーム数消化メインの通常時が退屈
・通常時に独自性が無く、レア役が空気

▼編集部コメント
導入前から「荒くなったToLoveる」と思われていたからか、深いハマリと単発が続いてキツイという意見が多い割に導入前よりそこまで点数を下げていない。ST中に何をすればいいのか明確で、上位ST突入のチャンスも明確、キツイといわれながらも、この分かりやすさは一定の評価をされていそうだ。「ToLoveる」程度のヒットは望めそうな気もするが、通常時が規定ゲーム数までただ回すだけでレア役が空気と、「ToLoveる」より圧倒的につまらない上に天井も深いの懸念点か。「ToLoveる」超えのヒットは難しそう。

2位（↑）「スマスロ バベル」（ユニバーサルブロス）

総合51点（58）
演出40点（32）・スペック70点（85）・出玉性能60点（90）・ゲーム性50点（49）・ファン満足度35点（40）

■ポジティブ意見
・天国モードのループ率最大91%の爆発力が支持
・BIGボーナス1回で約420枚のコインを獲得でき、現行機の中でもトップクラスの性能
・4thリール前兆や液晶とリールの違和感演出が一部で好評
・擬似ボーナスの連チャン構造や技術介入によるベルナビ上乗せが魅力
■ネガティブ意見
・陳腐なビジュアル/サウンド、過去作の再現性不足
・天国モード後の144G天井追いに約150枚のコイン消費が必要で、遊技継続意欲を低下
・理論上のポテンシャルに対し、REG偏重や高コスト追いが実効性を下げる

▼編集部コメント
導入前と同様、出玉性能の魅力は評価されている。しかしREGの多さや、天国モードをフォローするには最大144G回さなくてはいけない点に不満が集中している。「L鬼武者」を思い出す作りなだけに、不評なのは当然といえるかもしれない。

3位（↓）「スマスロ 新鬼武者3」（レオスター）

総合50点（89）
演出45点（89）・スペック60点（92）・出玉性能50点（90）・ゲーム性40点（85）・ファン満足度55点（87）

■ポジティブな意見
・『鬼武者』のブランド力に魅力を感じ、初期の期待感が高い
・「真蒼剣乱舞」などの演出がファンに好評
・高設定が分かりやすく設定狙いがしやすそう
・ 上位ATが搭載され、一撃の可能性が評価
■ネガティブな意見
・通常時のゲーム性が『モンキーターン』に酷似し独自性が欠如
・アツそうな演出が外れるなど演出の信頼度不足が遊技意欲を下げる
・低設定域が地獄すぎる
・天井やモード移行、AT終了画面の示唆が不明確で、戦略的遊技が困難
・『新鬼武者2』のゾーンや上乗せ性能が基準だったファンにとって、システム変更が失望を招き「劣化版」と評価

▼編集部コメント
導入前の期待が高すぎたせいもあるだろう、導入後はネガティブ意見の比率がポジティブを大きく上回り、導入前より大きく点数を下げ3位となった。特に通常の辛い周期システムに批判の声が多く、大ハマリ頻発のうえ100枚程度で終わることも多いAT性能ゆえ、低設定は地獄と評される。下位ATでも夢がありそうで無い、上位ATが搭載されていながら到達できる気がしない、いつものエンターライズバランス。世間的にはすでに失敗作という評価で落ち着きつつあるが、はたしてここから評価を巻き返せるのか…。

©CAPCOM
©モンキー・パンチ／TMS・NTV
©UNIVERSAL ENTERTAINMENT