若年層を呼び込む施策は業界が全力を挙げて取り組んでいるのでそちらを応援するなり支援するなりしたい。一方で課題を感じるのはメインボリュームであるはずの中高年向けの来店施策なりがほとんど見当たらないこと。
来店を促すまではいかないにしてもパチンコ営業に対する世間のイメージを改善するには中高年への発信が重要。しかしながら全体としては財布に多少の余裕がある中高年から利益を取り、朝から並んで遊技できる若年層向けの還元が増えている、という印象が強い。
若年層のイメージが改善したとしても中高年からの印象は悪化し続け、肝心の若年層も歳を重ねて負ける側になると悪印象が上回っていく。自分の子がパチンコを打てる年齢になったとき、パチンコを勧められるかどうか。
業界内でも止めはしないが積極的に勧めたりもしないとよく聞く。友人でも同じ。中高年になって新たに友人を誘ってパチンコ屋へ行けるか。結局、最初が良くても一通り経験するとネガティブな印象に傾き易いのが問題点。
トータルでは勝てないが使った時間と金額に対してはしっかりと楽しめるはずの娯楽であることを理解してもらうような努力が本来必要な施策か。