先日、私が実際に体感したことをお話ししたいと思います。
地元からかなり離れた場所にあるパチンコ店を訪れた時のことです。そのお店には過去にも何度か足を運んだことがあり、その際には私が好んでよく打っていた某機種が設置されていました。しかし今回訪れてみると、その機種はすでに撤去されていました。
私にとっては非常に気に入っていた機種だっただけに、設置期間が思ったよりも短かったことに驚きと残念さを感じました。
気になって、店舗の従業員の方に「なぜあの機種を撤去してしまったのですか?」と尋ねたところ、対応してくれた方ではわからなかったようで、役職者の方が説明してくれました。その理由は「運用面での状況が芳しくなかったため、撤去せざるを得なかった」というものでした。
そこで私は、せっかく高額で購入した遊技機を数カ月で手放してしまうのはとても勿体無いと感じました。それと同時に、少し厳しい言い方にはなりますが、その背景にはパチンコ店側の”ブランディング不足”もあるのではないかと感じました。
ブランディングと言っても大げさなことではなく、パチンコ店からの情報発信の工夫一つで改善できる場合もあります。今はSNSが当たり前の時代です。その機種の魅力を店舗側がきちんと伝えることができれば、結果として稼動を伸ばすことも不可能ではありません。そして、その「魅力を伝える」役割は、まさに現場の従業員さんたちにかかっています。
従業員は、店舗のことや設置機種についてよく知っていなければならない存在です。そして彼らの使命は、「1玉、1枚でも多くお客様に遊技してもらうこと」。言い換えれば、従業員さんはお客様以上にパチンコ・パチスロを知っていることが求められるのです。
パチンコ店の店長さんや役職者さん、従業員を採用する際に「パチンコ・パチスロが好きな人」を採用されていらっしゃるでしょうか。お客様第一主義の考えで接客されていることは間違いではありませんが、それ以上に大事なことはお客様よりもよくパチンコ・パチスロを打っていて、誰よりも知識や経験を持っていることだと思うのです。
たとえばお客様が遊技している最中に、従業員さんたちがその機種の魅力を会話の中で自然と伝えることができたら、きっとお客様はより興味を持ち、再びその台に座ってくれるでしょう。そうした積み重ねが、ロイヤルカスタマーの創出につながるのです。
近年、様々なスペックの機種が存在していますが、意外とパターン化されていることもあります。全ての機種を把握することは難しいですが、メイン機種ぐらいだけでも知識に入れておけば充分対応できるはずです。
もし、今後撤去を検討している機種があるなら、今一度考えてみてください。その機種にどれくらいのコストをかけたのか、宣伝方法に問題は無かったのか、キチンと使い切ることができたかどうか、など。こうした検証を怠ると、やがてその反動は怖いものになってしまいます。
(文:ヨッツマングローブ)