
イメージ画像
シーズリサーチはこのほど、「第101回パチンコ景気動向指数(DI)調査」の報告書を発表した。それによると過去1カ月の収益・売上・粗利などから判断される全般的業況は5.4ポイント(前回比0.5ポイント良化)とプラス圏を維持し、3カ月後も4.1ポイントとなる見通しとなった。
稼働状況については、パチンコがマイナス35.6ポイント(前回比12.5ポイント良化)、3カ月後はマイナス31.1ポイントとマイナス圏ながらも2期連続での回復となった。一方、パチスロは24.3ポイント(同9.0ポイント悪化)、3カ月後は14.9ポイントまで落ち込む見通し。
今後3カ月の営業施策について、設置台数の増減差(増台・減台)で見ると、パチンコ設置台数はマイナス20.4ポイント(前回比2.0ポイント上昇)に。パチスロ設置台数は40.8ポイント(同6.1ポイント上昇)となった。
また、自由回答として「客単価の高まりにより、遊技を離脱する人が増えていっていることを危惧している。また、新規の遊技者が増えてこないことに将来の不安を感じている」(中国・中規模事業者)、「パチンコ・パチスロともに総じて先行き不安な気持ちのほうが大きい」(近畿・大規模事業者)など、今後を不安視する声も寄せられている。
この調査はパチンコ業界における景気動向の判定を目的に四半期ごとに実施しているもので、今回は6月12日から6月30日にかけて実施し、50企業から回答が得られた。