
『アミューズ浅草店』
令和7年7月7日。昨年の6並びの1日(令和6年6月6日)に続いて、今年は待望の7並びがやってきた。お客様のみならず店側も相当期待していたことだろう。事前告知における力の入れようは昨年のそれを大きく上回っていたように感じる。
結果的に全国のパチンコホールが大いに盛り上がったようだ。まだ2025年も半分が過ぎたところだが、おそらく今年の平日で最も集客数の多かった1日となることは間違いない。
そんな中で「好調なパチスロ」に対して「苦戦の続くパチンコ」という図式に変化が訪れるのかどうか。LT3.0プラス搭載機がパチンコの起爆剤となれるのかにも注目だ。振り返ってみた時に、本年7月7日がそのターニングポイントとなるかどうかはこれから次第である。
編集部では各地の注目エリアを視察してきたが、東京・浅草もその一つ。言わずと知れた観光地となる同地にも複数のパチンコ店が営業しており、『アミューズ浅草店』も当然のように大盛況だった。なお、首都圏および関西圏で計26店舗のパチンコ店を経営しているアミューズグループでは、とにかく集客力に秀でたパチンコ店が目白押しだ。
近年ではM&Aによる既存店の取得で着実にその勢力を拡大。2023年11月には元『BIG PANDORA浅草店』を傘下に収めて、昨年4月に屋号変更オープンを果たしたのが『アミューズ浅草店』である。以降は常時高い集客数を維持してきた同店だけに、令和7年7月7日への期待度も相当高かったことだろう。
当日の9時40分頃に現地へ到着すると入場へ向けて再整列が行われており、周辺は活気に満ちあふれていた。特に混乱もなく入場はスムーズに行われ、10時11分頃には一般入場も開始。その時点で955台の設置台はほぼ全て埋まりきっていたものである。
パチスロはもちろんのこと、(全国的に不調が続く)4円パチンコも当然のように満席スタートだったことは業界関係者の一人として本当に嬉しく思う。なお、LT3.0プラス搭載機の導入に合わせて、少なからず4円パチンコを増台(1円パチンコ減台)していた点も付記しておきたい。

『ジャラン浅草店』
また、ごく近隣に店舗を構える『ジャラン浅草店』もパチスロコーナーを中心に大きな盛り上がりを見せていた。店内には観光客と思しき外国人の姿も見られ、日本の文化に興味津々の様子だったのも浅草ならではといえるか。
パチンコ店もまだまだ捨てたものではない。そう思える今回の店舗視察だった。